保温・保冷工事に伴う板金工事

一般的な板金工事では、建設関連や車両の板金工事を連想される方が多いのではないでしょうか?
しかし、保温・保冷工事における板金工事は少し内容が異なります。

保温材は水分に弱いため、雨などの影響を受けてしまうと劣化してしまうことに。
それを防ぐのが、板金工事を行う理由です。

この板金工事は「ラッキング」と呼ばれ、基本的にはステンレスやアルミ、カラー鉄板といった金属の外装材で保温材を保護しますが、施工する箇所によって種類があります。

■ 保温・保冷工事に伴う板金工事の種類

□外部の施工

大型マンション・食品工場・大型飲食店といった場所で多く行われる施工です。
複雑な形状の箇所が多く、取り付けが難しいのも特徴。
受水槽周囲のステンレスラッキングや消火管・水道管・冷媒管のガルバリウムラッキング・工場ダクトのガルバリウムラッキングなどがあります。

□内部の施工

ショッピングモールや教育施設などの空調ダクト、冷媒管・水道管などが主な対象です。
大型空調ダクトや室内に露出した内部ダクト、ポンプ室の配管など、場所や用途を考慮しながら保温材の設置とラッキングを行います。

□水道管の施工

外部環境の影響により劣化した水道管は、保温材の腐食や金属部の錆びつきが目立ってしまいます。
古い保温材を取り除いてから新しい保温材で水道管を被覆し、金属部に錆止めを塗装。
ステンレス鋼材によるラッキングを仕上げに行います。

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